メディシェフレシピコンテスト2020「ユニーク賞」受賞!「みんな大好き!きんぴらバーガー」の考案者にオンライン取材しました
今回は、メディシェフレシピコンテスト2020で、「みんな大好き!きんぴらバーガー」を考案し、見事「ユニーク賞」を受賞された岡村さん渡邊さんペアを取材します。
こんにちは。どうぞよろしくお願いします。
こんにちは~人間総合科学大学ヘルスフードサイエンス学科3年の岡村凜です。今日はよろしくお願いします。
同じく人間総合科学大学ヘルスフードサイエンス学科3年の渡邊昂弥です。よろしくお願いします。
人間総合科学大学ヘルスフードサイエンス学科
岡村凜さん・渡邊昂弥さん
■岡村凜さん■
人間総合科学大学ヘルスフードサイエンス学科(受賞当時3年生)。現在栄養についてやメニュー開発、病気の成り立ちなど勉強中。
■渡邊昂弥さん■
人間総合科学大学ヘルスフードサイエンス学科(受賞当時3年生)。大学に入学した経緯は、両親がレストランを経営しているということもあり、幼い頃から食に関することが身近にあったため、食に興味をもっていたのが一番の理由。
早速ですが、レシピコンテストの応募動機を教えてください。
「分子調理学」という授業の一環で応募しました。
自分も授業の一環というのもありましたけど、レシピを考えることが自分的にも好きだったので、強いて言えば「やる気」です!
考案したレシピはどのような方向けでしょうか?
ハンバーガーは高カロリーだから食べられないという人に食べてもらいたくて、テーマになってたロウカット玄米でライスバーガーを考えました。メディシェフポイントとしては、具材をきんぴらにすることで噛む回数が多くなり、満腹感も期待できます。また食べごたえが出るけれども高カロリーにならないように、鶏ササミを使用しました。さらに、バーガーだけでは物足りないので、トマトベースのスープをつけました。見た目のボリュームも色合いもばっちり!味の相性もぴったりです。
バーガーの具材もスープにも野菜がたっぷり入っているので、食物繊維がしっかりとれます!若い方から年配の方まで幅広くどんな方でも食べてもらいたいと思います。
レシピを考案するにあたって大変だったことや苦労したところは何でしたか?
応募用紙にある当初の写真は、普通のきんぴらゴボウを無理矢理はさんだみたいな感じだったけれど、ごはんやハンバーグもセルクルで形を整えて崩れないよう、食べやすいように試行錯誤を繰り返したことが大変でした。
岡村さんと同じ事もありますが、ヘルシー面を考えると味つけが濃い=食塩量も多くなるので、できるだけ食塩量控えめを目標に薄味でも楽しんでもらえるように、出汁を使って野菜や素材の味を生かせるようにしました。また、全体をみたらハンバーガーだけでは物足りないと思い、副菜で彩りを添えたり、スープをプラスして全体の見映えをよくする努力をしました。最初は普通のきんぴらゴボウをはさむということにしたのですが、協会の専門家さんから「これだと食べにくいかもしれない」という意見をもらって、食べやすさを追求したところ最終的にハンバーガーの形になりました。同じ味付けでも形を変えることで食べ方が変わるという新しい発見がありました。
レシピの中で工夫したところは何でしたか?
動画でも言ってるんですが、衛生学も学んでいるので、ワックスペーパーを使って「直接食べられるように」という点を意識して作りました。
今回のレシピコンテストを経験して習得した知識や技術を、これからどう活用していきたいと考えてますか。
メディシェフに応募したのが1年生の時だったのですが、それまで学校でもコンテストに応募したことがなく、個人的にも初めてのコンテストで、健康を意識したり、ましてや基準値におさめたりしたことがなかったので、「美味しければいい」だけではダメなんだなと感じました。なので、自炊もするんですが、「自分が食べるから適当でいいや」ではなく、「美味しいだけでなく健康も考えなきゃな」と改めて思いました。この先、商品開発するにしても、健康志向の方が増えているので食物繊維など栄養バランスよく開発出来たらいいなと思います。
ある意味コロナのおかげというか、1年生の時に応募してから、1年間いろんなことを改良する時間がもらえました。こういうと大げさかもしれないですけど、企業では開発など長い時間かけてやると思うので、そんなところまで届かないでしょうけど、1年間かけてたくさん考えて試行錯誤を繰り返して出来たという面では多くのことを学べたのかなと思っていますし、今回他の2組の作品も見られたので、人によってアイデアや発想も違うし、盛り付けなど、食材が同じ条件でも様々な方法があるんだなということを学べました。自分だけで考えるよりも他の人のものを見たり、いろんな意見やアイデアを受け入れたりすることの大切さを実感しました。
あなたにとって健康食ってズバリ何でしょう。
健康食は「健康面」で気をつかう食事であることは当然のことだと思うのですが、それだけでなく見た目の華やかさや衛生面など、食べることすべてを踏まえた商品であることだと思います。
美味しいだけじゃだめだし、栄養価がきれいに収まってるだけじゃだめだし、「美味しい」かつ「栄養バランスがよく」て、「カラダにいいもの」。どちらか片方が欠けてては成り立たないものだと思います。
メディシェフを勉強してよかったことを教えてください。
メディシェフ(旧2級)を勉強している途中ですが、試験の中でもレシピを考える試験があって、基準値の中で主菜1品・副菜2品を考えるところがあるんですけど、かなり頭を使います。単純にレシピを考えるだけじゃなくて、メディシェフのテキストで学んだことも取り入ながら、条件内におさめる食事を考えたり調理したりするのは、ただ自炊してるときのように自分の好きなものを作って食べるのと比べると本当に大変なことなんだなと思いました。
私はまだテストを受けていませんが、身内に糖尿病の人がいまして、糖尿病に限らず生活習慣病に対しても学べました。学校の授業では得られない知識もテキストやテストを受けている中で身についたかなと思っています。
最後に、お二人が審査員全員から満点をとられた渾身の動画をご覧ください!
(以下のURLをクリックしてください)
取材は以上です。
お忙しいところありがとうございました!
【協賛企業:東洋ライス株式会社様】
この度、メディシェフレシピコンテスト2020にテーマ食材および入賞者への景品をご協賛いただきました。